帰りの駄賃で・・・  まるみ@日生(岡山)

岡山からの帰り道。

実家から名古屋方面に帰るには備前ICを利用するのが一番便利なのですが、その備前ICからほど近い場所にあるのが岡山近郊の漁師町日生(ひなせ、と読みます)。


日生は昔から牡蠣の養殖で有名な場所ではあるのですが、ここ数年地元で小さなブームになってるのがカキオコ。


ゆるーい生地と少し荒めに刻んだキャベツのお好み焼きに信じられないほどの牡蠣を盛ってジュージューと焼いたB級グルメ。


しかもほとんどのお店はキチンとしたお店じゃなくて掘っ立て小屋に毛が生えた程度のお店でおばちゃん1人が切り盛りしてるとか。


これはちょっとさぬきうどん巡りに近いディープでコアな香りがぷんぷんします。


せっかく岡山に帰ったのだからこれは帰りの駄賃に立ち寄らねばバチが当たるよね・・・と勝手に理由付けして行ってきました日生まで。





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          日生の風景。のどかな漁港といった雰囲気。


ここには魚市場なんかもあったりして、地元の魚が安く買えたりもします。
岡山の土産に殻付きの牡蠣を買って、みんなで牡蠣焼いて食べよう!と思って魚市場にいったところなんと市場は定休日。

あちゃー!もう牡蠣買って帰ることはみんなに行ってあるしどうしよう・・・。



肩を落としながらカキオコ屋さんを探します。お店のおばちゃんに牡蠣のこと聞いてみようか・・・。



そして入ったお店は「まるみ」というお店。
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          手書きの看板がいい感じ





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          内装も最高だ



この飾らない店の作りは、まさに漁港の一角のお好み焼き屋さんといった風情。
いやがうえにも旅情が高まってきます。いいですねえ、この非日常感。



お店に入ると客はボクひとり(まだ11時過ぎでしたからね。)

注文して、お水飲みながらお好み焼きが焼きあがるのを待ちます。


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          この牡蠣の量!!



あ、そうそう。殻付きの牡蠣のこと聞いてみなくちゃ。


な「おばちゃん、今から名古屋へ帰るけえお土産に牡蠣買って帰りてえんじゃけど、今日市場休みじゃろ?どっかこの辺で買えるとこねえんかなあ。殻付きのやつ」

おば「あ、うちの裏の魚屋さんに今日殻付きのやつ入っとったよ。私の顔で安うなると思うけえ、今から一緒に買いに行こうか」

な「え?ええんかな。そんなん?」

お「ええよ。せっかく名古屋から食べに来てくれたんじゃからなー」


と、カギもかけずに店を出て行くおばちゃん・・・。
そしてお好み焼きは焼きっぱなしのまんま・・・。


くうう、まさかおばちゃんと一緒に買い物が出来るとは!
こりゃ最高のシチュエーションじゃ・・・。


そして裏の魚屋さんで一斗缶入りの牡蠣を買い、ほくほく顔で店に帰ってみるとおばちゃん不在中に店に入っている常連と思しきお客さんが。

客「まるちゃん、どこ行っとったんでえ」

おば「ああ、ちょっとな。買い物しとったんよ」

客「私もお好み焼きな」

おば「はいはい」


うひゃー!お客さん全然不審がっとらんが!!
この店じゃおばちゃん不在が日常茶飯事なんか!(笑)



ってなやりとりがあるうちにカキオコが焼けて出てきました。
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コテで切ってびっくり。
お好み焼きの断面は牡蠣、牡蠣、牡蠣。

牡蠣好きなボクにとってはうひゃーと飛び上がるほどうれしい。


いい感じに焼きあがった牡蠣は海の香りがさらに凝縮されていて、口の中に広がる濃厚な旨み!
そしてまたこれがソースと合う合う。

まさか牡蠣がお好みソースとこんなに相性がいいとはね。新しい発見。


おば「一味かけても美味しいんよ」


「薬味は全入れ教」に入信している両親に育てられたボクにそんな誘いが断れる訳もなく、パラパラと一味をかけるとこれがまたうまい!



しかしこれでビールが飲めないのは正直拷問。

今度帰省したときには、誰か運転手を見つけてカキオコツアーでもやってみることにしてみようっと。
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by umanichi | 2009-04-26 15:19 | 旅先の旨メシ  

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