鶴は千年 亀はうまいでまんねん 山猫軒@豊橋

旨メシ仲間とともにはるばる豊橋まで出かけてきました。

しかしホントに豊橋って遠いね。片道1280円ですよ!?


そんな遠い場所までわざわざ出かけた理由はコチラ


豊橋が世界に誇る隠れた名レストラン「山猫軒」に行くためだったのだ!

ここのお店はすごい。
今は移転して比較的マシになっているのだが、店舗の怪しさが尋常ではないのだ。

今までなかやんが体験してきた怪しさエピソードを紹介すると
・ランチョンマットがミスコピーの裏紙を使用
・イタリアンなのに席がカウンターのみ。完全に焼鳥屋の居抜き。内装そのまんま。
・そのカウンター席の椅子がオフィスチェア。車輪がついてて移動はラクラク(笑)
・カウンター席の背後には本棚が。レシピ本でも置いてあるのかな・・・と見てみるとラインナップは「競馬ブック」「ザ・シェフ」「マンガ日本の歴史」。


他にも数多くの逸話があるのだが、多くは語るまい。
なぜならこのお店の真骨頂は怪しさにあるのではなく、その料理のあまりの美味しさにあるのだから。


ここのお店の特徴はその素材の圧倒的な存在感。

カルパッチョに付け合せたルッコラの力強いうまみ、肉料理の横についてきたほうれん草のソテーの豊饒な甘み。全く臭みのない生牡蠣の清らかな旨み。生ポルチーニから漂うキョーレツな香り・・・などなど今まで訪れる度にこの店はボクに何か新しい発見をさせてくれた。



そして今回、山猫軒が企画した特選素材はすっぽん。

この企画に飛びついた無類の旨メシ仲間7名で山猫軒へ押しかけたのだ。

山猫軒が我々7名に用意してくれたのは特大サイズのすっぽん(900g!)を4匹も。

この大量のすっぽんで用意してくれたすっぽん尽くしフルコースがこれだ!

【すっぽん尽くしコース】
・甲羅とアスパラガスのぬた
・卵巣の醤油漬け 
・卵管・腸・肝の時雨煮
・スッポン卵のカラスミ
・肝焼き
・スッポン脂で炊いたご飯
・胃袋の炭火焼
・皮と肝の炒め煮
・スッポンコンソメ
・骨付き首肉、エンペラ、肩肉の煮物
・唐揚げ
・モモ肉の塩焼き
・腿肉とサツマイモのロースト ローズマリー風味
・スッポン炒飯
・スッポン雑炊


すっぽんって言ったら基本的にうまい食材なので(下処理が悪いと臭いが)どう料理したってうまいわけなのだが、ここの料理はさすがに一味違う。

どうですか?この見たこともないメニューの数々は!

椅子の座り心地が悪くても、お皿が欠けてても、日本酒飲むグラスがビール用のコップ(しかもでかい)でもこの料理の前ではそんなの全然かまわないのである。

何を食ってもうまかったのだが、特に内臓系の料理のウマさは筆舌に尽くしがたい。

【肝焼き】
すっぽんのレバーを串焼きで。タレはすっぽんのダシから取ったもの。
レアに焼かれたレバーはふわりと香ばしく味わいは清らかかつクリーミーかつ濃厚。うまい。極上のフォアグラを食べているかのよう。

【皮と肝の炒め煮】
皮はすっぽんの中で一番臭みのある部分。それを濃厚な味付けのタレで時雨煮のようにしてある。くにゅくにゅとした歯ごたえの皮は噛んでいるうちにねっとりと口の中で溶け、噛むほどにキョーレツな旨みが押し寄せてくる。なんとも官能的な味。これをすっぽんご飯(すっぽん脂で炊いてある)の上に乗せて食べると究極のマリアージュが味わえます。

【卵管・腸・肝の時雨煮】
圧倒的な旨みのタレ。白い粥とともに供される。
白粥にこいつを乗っけて食べるとなんとも幸せな気持ちに。
コリコリとした卵管、くにゅくにゅした腸、ふんわりとクリーミーな肝の取り合わせも見事。


もちろんその他の料理もうまかった。
骨付き首肉なんてみんなで骨髄まで取り出して食ってたもんね(笑)


うまいすっぽんを肴にたらふく酒を飲み(お店が「神亀」を切らしてたのが残念でした)美味しい話に花を咲かせた宴会は昼の12時から夕方近くまで続いたのでした。

山猫軒さん、ありがとう。


山猫軒
豊橋市松葉町3-55
090-6574-1242
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by umanichi | 2008-04-02 11:44 | 旅先の旨メシ  

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