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引越するのを早まった!?  天一@庄内通

明日からいよいよ師走ですね。
気になるのは忘年会やクリスマスよりM1とオールザッツ漫才。

こんばんわ。なかやんです。


今の家に引っ越してきたのは2年ほど前の話でして。


それまでは西区の庄内通近くに住んどりました。

そこは今の家と違い、そんなに美味しいお店が近くにたくさんあるわけでもなく、何か食べようと思うとちょっとでかけなきゃ・・・と考えてしまうような微妙な立地。


ところが最近になって、昔住んでいた家からめちゃめちゃ近いところに美味しい餃子屋さんが出来たと聞きつけ、懐かしの庄内通まで行って参りました。


お邪魔したのは天塚町にある天一さん。

餃子と牛肉湯がメインのお店です。
牛肉湯と書いて「にゅうろうめん」

真っ黒なスープに牛のスペアリブがごってりと入ったB級グルメ臭がぷんぷんとする食べ物。そしてどんぶりから漂うのは八角の香り・・・。

ん?これは・・・?

むむむ、これはLAOPASAで食べたバクテーのような食べ物か?
店のおっちゃんに訪ねてみたら、やはりこれはルーツを同じくする食べ物だということ。華僑が広めた料理マレーシアあたりではバクテー、台湾では牛肉湯として広まったのだとか。


おお、バクテードランカーとしてはこれをはずすわけにゃいかん。
餃子と牛肉湯麺(牛肉湯をラーメンにしてくれる)のセットをオーダー。


「ホントは餃子だけで勝負する店にしたかったんだよね~」とつぶやくおっちゃんの言葉どおり、餃子はホントにうまい。旨みがしっかりしてるのにあっさりしていてくどくない。ニンニクが入ってなくて、好みでタレにニンニクを入れて食べるのもうれしい配慮。餃子だけでがっつんがっつん食べられてしまいそう。


そして次がお待ちかねの牛肉湯麺。

おどろおどろしい真っ黒なスープを一口すするとあらびっくり。
思ったよりギトギトしてないのね。ってゆーかむしろ酸味の利いたさっぱりとした味わい。

「牛肉湯」というネーミングとその真っ黒な容姿から相当脂ぎった食べ物を想像してたのに実際の味わいはまるで逆。いろんなハーブが利いていて食べすすむに連れて胃の具合が良くなってくるような気さえします。さすが医食同源の国やね~。


LAOPASAのバクテーほどは上品で澄み切ってないのですが、個人的にはこっちの味のが好み。値段も安いし。


しまったな~。こんな店が出来るんだったら前の家にもうちょっと住んどきゃよかった(笑)



PS わしゃあんましデザートは食べませんが、嫁はんに一口もらったここの杏仁豆腐のウマさはただ事じゃなかったです。


【天一】
TEL 052-521-4101
住所 愛知県名古屋市西区天塚町1丁目73-2 レインボー天塚1F
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by umanichi | 2008-11-30 20:34 | エスニック  

北陸シリーズ第三弾! 遠方よりセイコガニ来たる!



こんばんわ。なかやんです。


福井の親戚より突然の宅急便がやってきまして。



伝票を見ると「カニ」の文字が。
そういえば11月になると福井では越前ガニ漁が解禁に。
おおお!おじちゃん!イキな計らいじゃないの~。

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メスらしく小振りな姿ながらもおなかに卵はずっしりと。
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これこれ~。この卵がたまらんのだよ~とばかり早速出刃包丁片手にカニをさばきはじめる。






       まっ
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       たく
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       簡単だ
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ここまでさばいたところで緊急事態発生。
なんと日本酒の在庫がゼロ。うぎゃー。


日本酒なしでセイコガニを食べるわけにはいかない。
自宅そばの酒屋までBダッシュで駆けつける。


ラインナップには乏しいが背に腹は替えられない。
時速50センチのスピードでノロノロと動く酒屋の爺さんにイライラしながら(別名スーパースロー再生爺)商品を受け取るやいなや猛スピードで帰路につく。銘柄は鶴亀。昔小和田家御用達ということもあり一世を風靡したあの酒だ。



酒のダンドリもついたところで蟹の身をほじくりだし早速乾杯☆

まったり濃厚な味わいの内子もいいが、個人的にはシャリシャリした外子が好き。
日本酒→身→日本酒→卵→日本酒→蟹味噌のコンボが見事に炸裂し蟹を一杯食べ終わった頃にはノックアウト寸前。

危うくパンチドランカー兼キッチンドランカーになりかけながらも残った殻をなんとかしなければ、とレンジ前に立つ。


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残ったガラをグラグラと煮込みダシを取る。
醤油、日本酒、みりんで軽く味をつけ蟹雑炊に。

ぷぅんと蟹のいい香りの漂う美味しい雑炊が蟹料理の後に欠かせないゴチソウ。
これまたあっという間にたいらげ今年の蟹祭は終了。やっぱり持つべきものは福井の親戚だ!!

うーん満足!
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by umanichi | 2008-11-23 16:07 | 自宅で旨メシ  

北陸シリーズ第二弾!  へしこを作ろう@なかやん厨房

へしこを愛してやまない。

アレ以上のご飯のお供はないんじゃなかろうか。
お茶漬けにしても素晴らしい。

最近カルボナーラにしても美味しいことを見つけた。


そこで今回はかぶら寿司に続く北陸シリーズの第二弾。へしこ作りにチャレンジです。



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これは第一弾のかぶら寿司。あっちゅーまになくなった(笑)





お店で売ってるへしこは丸ごと一匹漬け込んだものが多いのですが、今回は三枚におろしたものを使用。
なかやん家御用達の魚屋「丸光」に行って鯖を三枚におろしてもらいます。
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すっごい鮮度。身が中までぴっかぴか。



家に帰って来てこいつにたっぷりと塩をまぶし冷蔵庫で一週間。
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漬けている内に水がドンドン出てくるので時々排水しましょう(←自家製ナンプラーとしても使えるかも?)



一週間後、ぬか床を用意します。ぬか、塩、水、酒、みりん、酒粕、唐辛子等を混ぜ合わせ適当な固さに練ってぬか床の完成。味はしょっぱめの方が吉。


こいつを適当な大きさのタッパーに入れて塩サバとともに漬け込みます。
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んでこれを常温で放置しておけば美味しいへしこが出来上がるとか。
冷蔵庫じゃきっと乳酸菌なんかが繁殖しないんでしょうね。

寝かせる期間は半年くらいですが、3年物のへしこを食べたことのある方に聞いたらそれはそれは美味しいへしこだったらしいです。

それを聞くと3年間寝かせてみたい気もします。
ううむ、3年後までこのへしこ残ってるかなあ・・・。
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by umanichi | 2008-11-22 07:57 | 大人のできるかな  

史上最大の作戦 ~羊を一頭食べ尽くせ~

去年の夏、TOKOSANがブログで紹介していた東洋肉店。
ここのサイトを覗いていたら、なんと子羊を丸々一匹売ってくれることが判明!

catさん交え、子羊の丸焼きやろうね~と盛り上がっていたのですが、時は流れ一年以上が経過してしまいました。


ううむ。このままじゃイカンとこの秋こそは丸焼きを決行しましょうと決めたのが今年の9月。このたびようやく丸焼き計画を実現させることが出来ました。


実は子豚は2回ほど丸焼きにしたことがありのですが子羊ははじめての体験。果たしてどうなることやら。


参加してくださったのはTOKOSAN夫妻cat夫妻、Dydy夫妻、くろぶたさん、ミヤーンさん、隊長、YURIちゃん、ジョン君、なかやんの合計12名。
いずれ劣らぬ食欲魔神たちのあつまりです。


会場は名古屋市内の某公園。
静かで雰囲気もよく、色づいた木々が心を癒してくれる最高のロケーション。
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dannaさんが注文してくれた子羊。前日dannaさんと塩とペッパーをすりこみ自家製ローズマリーとともにマリネ。
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昔Dydyくんが知り合いの鍛冶屋に頼んで作ってもらったという特製クルクル棒(笑)
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土台もDydyくん提供。この土台とクルクル棒。今では何故かすっかり我が家の備品に(笑)
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遠火でじっくり焼いていきます。ハケで特性のガーリックオイルをぬりぬりしながらね。
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おなかの中にもローズマリーがパンパンに。羊のにおいと一緒になって最高のいい香り~。
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ひっくり返して焼いて
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おなかの中のほうまでなかなか火が通らないので肋骨を折って開きにしました。回転防止に足をタコ糸で固定してます。
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今回準備した調味料たち。アウトドアだからといってこういうところで手を抜いてはイケマセン。お店の味付けを屋外で!・・・というのがなかやん流。
アップルビネガーやバルサミコ酢、ライムジュースに柚子胡椒、ナンプラーにベトナム醤油なんかまであったりします。
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某和食屋さんが提供してくれた超巨大しいたけ。塩をパラリとかけて食うだけなのにめちゃめちゃうまい!!
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滴る脂がもったいないね・・・とcatさん持込のローストポテトに垂らして食べます。これもうまい!!それにしてもみんな発想が素晴らしい!さすが食欲魔神達!
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いい感じに焼けてきてます。高まる期待と食欲!!うまそうでしょ?
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Dydyくんが焼いてくれた里芋。里芋はアルミホイルを丸めたもので皮をこそげるとキレイに皮がむける。そうすると皮の裏の一番美味しいところが残るという寸法。
こいつを塩とともにホイル焼きにすると今までの里芋観がくつがえるほどのウマさ!!!いや、おみそれしました。
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七輪の余った部分で日本酒に燗をあてる。見事なぬる燗加減を見定めてくれたのはミヤーンさん。
酒は志太泉と秋鹿。
秋鹿よ。鹿のクセに羊にあうとはお前はなんてヤツなんだ(笑)
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途中でオリーブオイルで刻み野菜と米を炒め始めるdannaさん
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君はホントによく働くなあ。感心するよ。わしにゃあできん(笑)
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アサリも入れて
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魚のアラからとった自家製ダシ汁を加えて炊き込む。ホントにまめな男じゃわい。
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仕上げに鮭のハラスも加えて出来上がったのはバスクご飯。ダシ汁、アサリから出る汁、ハラスの脂。すべてが渾然一体となったごはん。いやはやホントにうまい。焼けた羊をオンザライスしてもめちゃうま。
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仕上げはcatさんがジンジャージャムやらハチミツやらバルサミコ酢やらをオイルに混ぜて塗り、表面に照りを出してくれた。くうううぅぅぅうまそうな色だ!!みんな最高だよ!!
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棒からダイレクトに切り分けます。ワイルドだ!!
そう、俺はこの瞬間をこの目で見たくて丸焼きをやったんだよ。
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まな板も準備。計画にぬかりはありません☆
ここはスペアリブのところだね。
表面パリッパリでめちゃうまい。みんな骨までしゃぶりつくります。
ああ、思い出しただけでヨダレが・・・。
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こちらはモモ肉。部位ごとに当然味は違う。
食欲魔神のみなさん。さすがに美味しい部位がどこに隠れてるかよう知っとる。美味しいところを独り占めすることは出来ません(笑)
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火の通りが悪いところは網焼きで。
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そして最後に控えしは残った羊の骨で取ったスープ。
残ったサラダやら、いろんな調味料をぶちこんで作った奇跡の味付け!
多分もう二度と再現できないけどこの世のものとは思えないくらい美味しかった。
みんな、すごいよ!すごすぎるよ!
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いやいや、ホントによく飲みよく食べよく笑った一日になりました。
羊の丸焼きは美味しいけれど絶対に1人じゃ実行できません。
こんな素晴らしい仲間に囲まれて丸焼きを楽しむことが出来、わしゃ本当に幸せもんです。
みんなホントにありがとう!!
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by umanichi | 2008-11-16 20:03 | 大人のできるかな  

菌類補完計画 ~ファーストチルドレンとして~

逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ~


こんばんわ。なかやんです。



この夏くらいからいろんな人から異口同音にメールをいただきまして。

「名古屋に小泉先生が来るんだって」
「11月に名古屋で小泉先生が公演を!」
「小泉先生といったらなかやんでしょ」
的なメールが五月雨式に。


調べてみると「ふるさと農林水産フェア」というイベントで小泉武夫氏が「漬物が世界を救う」というトークショーを行うとのこと。


小泉武夫先生とは東京農業大学醸造学科の教授で発酵学の権威。

いろんな本も出版されており、なかやんは小泉先生の本に触発されカラスミやかぶら寿司を作ったり、能登でフグの卵のぬかづけを食べたり、新婚旅行でシュールストレミングを買うためスウェーデンに行ったりしてきた。



そりゃ小泉チルドレン(もちろん純一郎氏ではなく武夫先生の方)としてはこのせっかくの機会を逃すわけにはいイカンでしょう!・・・といざ第3新名古屋市にある吹上ホールまで行ってきました。



会場に着くといろんな市町村のブースが立ち並んでおり、各自治体の特産品がお値打ちに買えたりもします。


特段珍しい食材なんかが置いてあるわけでもなかったのでブースの方は適当に見切りをつけイベントコーナーへGO!


さすがにここ名古屋ではそこまで有名人でもないため、席には比較的余裕があります。
わりと前の方で小泉先生のお顔を拝見することができました☆


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          ファーストインパクト



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         隣の使徒は針塚農産(漬物屋)の社長さん




会場が「農林水産フェア」であることや隣に漬物屋さんがいることから、話の内容が若干「日本人なら米を食え」的な内容に偏っていた感はありますが、そこはさすがの小泉先生。得意の小泉節の語り口調で会場内を沸かせてくれます。ホントこの人教授にしとくには惜しい。いつでも噺家として食っていけるんじゃないでしょうか。


やっぱりカリスマと呼ばれる人の会話というものは人を熱狂させる何かを持っていますね。
小泉先生の話を聞いてたっぷり菌類も補完できたところで、この冬もたくさん発酵食品を作って行きたいと思います。
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by umanichi | 2008-11-10 22:47  

激安おでんに大満足! はなくじら@西梅田

大津ですっぽん食べたあとは新潟→広島とドサ周りが続く仕事をさせられまして。



新潟で仕事を終えた後一度に移動するのはさすがにしんどく、広島へ行くまでに一度新大阪で宿泊することにあいなりました。(その分、大阪では早起きする必要があったのですが)



大阪に行く時に必ず訪れるようにしているのが西梅田にあるおでん屋「花くじら」
大阪では名の知れた有名なおでん屋さんです。

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        渋い店構え。


ここに来たらねぎ袋とUFOを注文するのを忘れちゃあいけません。
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  左がねぎ袋、右がひろうず。UFOは写真撮り忘れました^^;



ねぎ袋はおあげさんの中に刻んだ九条ねぎとショウガが入っており、これをおでんの汁に1分ほどひたしてから出されるなんともオツな味のする料理。

ここは注文を受けてから具を投入し、絶妙の火加減でおでんにしてくれるのが嬉しい。

ねぎのしゃっきりとした歯ごたえもまだ残っていて九条ねぎの緑色も鮮やかでキレイなまんま。



そしてこの店は値段が信じられないほど安い(くじら料理除く)。
いつも散々食い散らかし、飲み散らかしてくるのだが1人あたり3000円越えたことがまずない。
もしあなたがこの店でお勘定を4000円以上請求されたことがあるなら、真剣に自分の食欲を恥じたほうがいい。



それにしてもこの値段でこんなに素晴らしいおでんが食べられる大阪人が羨ましすぎる!
大体名古屋でおでんって言ったら真っ黒けのエスニック料理しか出てこないからなあ(笑)


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        春菊


こういうのがこの店の真骨頂。
激ウマな出汁にさっとくぐらせて出してくれる。
上に乗った山芋と柚子の相性もよい。



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定番大根と変わりダネのシュウマイ。関西ではときどき見かけるおでん種。



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        ネギマなんてのも置いてある。



やはりこの店のうまさは出汁に尽きる。
旨出汁をたっぷり含んだ豆腐や厚揚げの旨さなど感涙ものだ。


あと隠れメニューというか、勝手に自分で作っただけの料理なのだがここの出汁で作った雑炊も超絶旨い。


昔、妹が大阪に住んでた頃、ここのおでんをお土産に買って妹宅によく遊びに行ってたんだけど、このおでんをつまみにビールを飲み終え、最後に「小腹がすいたなあ」って時に残り汁とごはんを煮込んで作った雑炊。


店で食べるときにはムリだけどお持ち帰りする機会があれば是非もう一度試してみたい。




【はなくじら北店】
大阪府大阪市福島区福島6-20-6 藤井ビル1F
06-6453-3758
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by umanichi | 2008-11-08 20:31 | 旅先の旨メシ  

5年モノの天然すっぽんを食べ尽くす  北村すっぽん屋@膳所

♪なぎさのハイカラなかやーん 登場するなりナリナリ!


いやー華麗に復活しましたね~。メグちゃん

お笑い界のAV女優とも呼ばれていた(←親バレして芸人やめたため)彼女の姿がまさかもう一度拝めるとは!

これで自然と明日からの活力も沸いてこようというものです。






活力といえば先日ワタクシ大変活力のつく食べ物を食べてきまして。




コトの発端は今年の春。
我が家でカラスミパーティをやってたときのdannaさんの発言。

「滋賀県に5年物の天然すっぽん食べさせてくれる店があるらしいんだ。だけどそんなでっかいすっぽんを雄雌一匹ずつ使うから8人以上集めないといけないんだって」


はるばる滋賀県までわざわざすっぽん食べに行くような食欲魔神がそう簡単に集まるかなあ・・・と思っていたら結局集まったのは総勢13名!
いやあ、いるところにはいるもんですね(笑)

まあ、まったく人の事は言えませんが・・・。



お店の場所は滋賀県の大津近くにある膳所。

膳所といえばナイスクファンには聖地とも呼ばれる恐怖の食堂「美富士食堂」があり、訪店したい衝動に駆られましたが夕食に差し支えることは間違いないのでここはぐっとガマン。



大津駅からタクシーに乗り細い道をグングン進んでいくと住宅街の中に忽然と北村すっぽん屋があらわれます。
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「よかったらすっぽんさばくところ見られますか?」とのお言葉に全員が厨房に突入(笑)
そりゃすっぽんのためだけに琵琶湖まで来てる人たちの集まりだもんねえ。ここでお座敷に座ってるわけにゃいかんでしょう。



そしてここの大将が取り出してくれたすっぽんの大きさに驚愕。
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今まで見たことのあるすっぽんとは一回りもふた周りも違う。
ガメラの赤ちゃんくらいはあるんじゃなかろうか・・・。


この巨大すっぽんにしろ美富士食堂にしろ膳所の人たちには大きいものを愛する心が根付いてるのでしょうか。



そしてここからは解体ショーのスタート。

見事な手つきですっぽんの首根っこを押さえたらスパッと延髄に切れ込みを入れ体内の血を取り出し、井戸水で血を完全に洗い流す親父さん。


血をお酒や焼酎と混ぜて飲ませるってのが定番ですが、この店はあえて井戸水と血だけのものを飲ませてくれます。
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新鮮なためか生臭みはまったくなく鉄分の味も全然感じられません。



そして次に体内から取り出されたのは心臓。
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「どなたか食べられる方いらっしゃいますか?」
ほぼ全員手を挙げるボクたち(笑)
2匹のすっぽんから取り出される心臓は当然2つのみ。

壮絶なジャンケン大会を勝ち上がったのはcatさんとなかやん。
うーん。リビドーの強い二人が執念で勝ち残った感は否めません。

この心臓は水につけたままごくりといただくとのコト。
噛んでみるとくにゅくにゅしている割りにしっかりとした歯ごたえ。
歯に絡み付いてくるような弾力があります。

一度ハツ刺しとして醤油につけて食べてみたいなあ・・・って贅沢ですよね。



と、ここでいよいよ座敷に移って宴会のスタート。


まず出てきたのはすっぽんのレバ刺し。
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く、くううぅ~。うまあああああぁぁぁぁぁいい!!!!
めちゃめちゃクリーミーで甘い!
そしていつまでも口の中に残らず次第にすっ・・・と消えていく軽やかなうまさ。

っかああぁ。これはいきなりヤラれました。ホント旨い。
大吟醸がカンカンすすみます。



お次は刺身の盛り合わせ
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赤いのと白いのはそれぞれ前足と後ろ足。
左の白くて丸いのはすっぽんの白子。

前足と後ろ足で味が違うのが面白い。鳥でいうなら手羽元とモモ肉みたいなもん?違うかな。

白子も旨い!やっぱり何の肉でも内臓系がうまいなあ。



そしていよいよメインのなべ。
井戸水とすっぽんと醤油だけのシンプルな味付け。
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めっちゃめちゃ分厚いエンペラ。さすが5年モノ!
コラーゲンのカタマリです。なかやんはこれ食べて一発で口内炎が治りました。
ねっとりと濃厚な味わいが最高です。




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皮下脂肪と腕肉。
滋養たっぷりの濃厚な旨み。
なによりこのスープの旨みがたまりません。

腕肉から出てきた骨を折って骨髄を食べようとしたのですが、このすっぽん育ちが良すぎて全然骨が折れません。きっと健康に育った分骨も頑丈なんでしょうね。



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ホルモン。
くにゅりとしていてしっかりとした歯ごたえ。
まったく臭みはなく、噛めば旨みが溢れ出てきます。うまい。



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名脇役の野菜クン。
激ウマのスープをたっぷり含んだ地ネギのうまさといったら。
香り高くしっとりと甘いネギと肉厚でキョロキョロした歯ごたえの椎茸。
これだけでも立派なゴチソウ。



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当然最後は雑炊で。



いやあ、どれもこれも美味しい料理ばかりでした。

手を替え品を替えの山猫軒さんのすっぽん料理も最高に美味しいですが、ここの天然素材を活かしたシンプルなすっぽん料理もまたベクトルの違った良さがあります。

特にレバ刺しと鍋のスープの旨さには脱帽。

琵琶湖の天然すっぽん、地野菜、井戸水ととことん地場の素材にこだわって作られた料理の数々。やはり本当に美味しいものを食べようと思うとその土地まで出かけて行って食べなきゃいかんですね。

今回は琵琶湖の幸を丸々頂いたような感動がありました。本当に美味しかった。
どうもごちそうさまでした。




【北村すっぽん屋】
077-523-1920
滋賀県大津市膳所1丁目5-22
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by umanichi | 2008-11-03 05:27 | 旅先の旨メシ