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フードオブザイヤー2010

うわあああ!
全然更新が出来ないまま、もう年の瀬!


でもこれだけはやらないと年が越せないイベント、フードオブザイヤー。


今年出会った食べ物の中で一番美味しかったものを決める年末イベント。
それがフードオブザイヤー。

というわけで2010年のフードオブザイヤーを発表したいと思います。

【お店部門】
■  壷中天で食べたブーダンノワール
  実は今年初めて訪れた新栄のフレンチ壷中天。どの料理も繊細な味わいで美味しかったのですが、特に印象に残っているのがこのブーダンノワール。豚の血の濃厚な味わいとリンゴって相性がいいんだなあと改めて気づかせてくれた一品。


■ 京都の錦市場で買った鯖のなれずし
  有次の包丁を買った時に錦市場で見つけたなれずし屋さん。珍しいからと買って見た鯖のなれずしは卵こそ持ってないものの身のうまさはふなずしよりずっと濃厚。とろりとしたチーズのようなコクがたまりませんでした。


■ カルネヤのシェフによる熟成牛のビステッカ
 神楽坂のイタリアン「カルネヤ」のシェフを名古屋に呼んで、とあるワインバーで料理してもらおうぜ~っていう酔狂な企画にお呼ばれした時の料理。

 40日以上ドライエージングさせたという肉の塊は、赤身肉なんだけどトロトロに熟していて、歯ごたえがあるのに柔らかい。いわゆる霜降りの柔らかさとはまるで別次元の食感。
 熟した香りがまた素晴らしく炭火で焼くと一層引き立つ香りで口の中がいっぱいになります。

来年は神楽坂のお店にもお邪魔してみたいなあ。







【自作部門】
■ イラブー汁
 とあるフレンチのシェフをうちにお招きした時に作った料理。

 実はイラブー汁って食べた事なかったんだけど(苦笑)、山本彩香先生に教わったレシピでなんとか作り上げた思い出の料理。

イラブーってめちゃめちゃ濃厚なだしが出るんですね。



■ 猪の生ハム
 去年の猪の丸焼きの時にハンターからおまけで貰った猪の足で作った生ハム。
 ボクが塩漬けした後で福井のおっちゃんの家で熟成してもらいました。

 どんぐりを食べて育った猪の香りはイベリコの香りに近く、ナッツ系の香りがします。
 時間が経つごとに旨みが増し、製作から一年経った今の味はまさに感涙もの。
 今度はたくさん作って二年もの、三年ものにもチャレンジしてみたいです。
 


というわけで駆け足で今年一年を振り返ってみましたが、皆さんのフードオブザイヤーはなんでしたか?

また来年も新しい旨メシに出会える一年をでありますように!

# by umanichi | 2010-12-31 06:38 | フードオブザイヤー  

清水港×北海道の最強湯煮ット ~キンキの湯煮できるかな~

家族で行った清水へのドライブ。


当然立ち寄る魚市場。


まだ戻り鰹は入ってないらしく少しさびしげな品揃え。



わざわざここまで来てマグロっていうのも芸がないしなあ(いや、うまいんすけどね)
・・・と思ってたところに目に飛び込んできたのが真っ赤な色したキンキちゃん。




そこまで大きくはないが30cm近くはある立派なサイズ。
しかも、値札がついてない。






うーむ・・・と迷っていたらおっちゃんが「なんにします~?」声かけてきた。
な「あのー。これキンキですよね?」
お「いや、キンキじゃないよ。これはねジョロ。この辺じゃそう呼んでるんだ」
な「(うわあ。地物の魚か。高そうだなあ)」
お「白身の魚で少しだけニオイあるけどやわらかくて美味しい魚だよ。煮付けにしたらうまいんだ」
な「へえ~。ちなみにどれくらいするんですか?」
お「うーん。そうだなあ。200円でいいよ。」
な「に、にひゃくえん??まじっすか!」


さっきも書いたようになかなかのサイズ。
たとえこれがサバだとしても200円じゃ買えないだろう。

どう考えてもお得すぎる。


200円ならまずかったとしても惜しげないや。
買っちゃえ買っちゃえと衝動買いしたのが、キンキにそっくりな魚、ジョロ。



キンキと言えば気になってたのがケンミンショーで見た「キンキの湯煮」。
高級魚キンキを塩水で茹で、ウスターソースをかけて食べるというとんでもない冒涜料理だ。


ま、200円なら失敗してもいいやーとばかりに台所に立ちました。


【ジョロの湯煮の作り方】
・沸騰した塩水にジョロをいれて20分くらい茹でたら出来上がり。以上。


取り出すときに身が崩れてしまったので写真はとらなかったのですが、見た目は「単なる茹で魚」。
いや、見た目どころかまったくのただの茹で魚なんですけどね。

これにウスターソースをかけて食べるとこれが驚くほどうんまい!


いや、なにこれ。
ウスター君、いい仕事してるじゃないか!!

魚のとろりとしたコクのある味わいにソースの酸味がめちゃめちゃあうじゃん!
つーかもはや「ウスターソース」を感じないよ。

スパイスの効いた、ちょっとすっぱめの秘伝のタレって感じ。



そういや沖縄にもマース煮ってのがあるけどあれにもソースかけてみたらうまかったりするのかなあ。



ウスターソースの意外な底力を発見できた一日でした。

# by umanichi | 2010-09-13 23:37 | 未分類  

自由奔放なエスニック居酒屋 ~なんJAHコレ屋@新堀川~

な・・・なんじゃあああ こりゃああああ!!!!




どうも。
太陽にほえろよりも探偵物語派のなかやんです。



つーか、2ヶ月もブログほったらかしにしておいて、なんじゃこりゃと叫びたいのは皆さんのほうですよね(苦笑)






今回は南インド料理会のてっしーさんに誘われて新堀川のなんJAHコレ屋さんにお邪魔してきました。

少し不便な場所にあるこのお店ですが、金山駅までお店の方が送迎してくださいます。


金山駅からガード下をくぐって、暗い路地を走っていると見えてくるのがこの看板。


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怪しすぎる看板



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もっと怪しい看板



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い、いや、結構汚い系の店は好きなほうですし、さぬきうどん屋さんなんかめぐってても怪しい看板はよくみるほうなんですが、この看板の怪しさは今まで見てきた看板の中でもダントツで1番なんじゃなかろうかと・・・。
いや、ほめ言葉なんですけどね。




お店の内装もいい感じに怪しくて、おまけに照明が薄暗いもんですからアジアの雰囲気はばっちりです。
もう料理を食べる前からこの店に100点をあげたくなってきました。


お二人で店をやられている小さなお店ですので、ゆったりと料理が出てきます。



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生春巻き

見てのとおりパクチーががっつり。
ノーパクチー ノーライフを標榜するボクにとってはうれしいサービス。

中に入ってるのが春雨じゃなくてきしめん状の平べったい米粉麺なのも本格的でうまい。
独特な香りがいいんですよね。これ。



自由奔放なエスニック居酒屋 ~なんJAHコレ屋@新堀川~_b0138713_14273581.jpg
中落ち


あーあーあー。
エスニックで中落ちね~。あるある・・・ねーよwww


この斬新すぎるコラボにはかなり驚かされますが、やっぱり中落ちはうまい!その上楽しい!!

身をごそっと削いだ瞬間、中落ちは「生命」から「食材」へと変化するのです。
自分の手の中で食材を産み出す快感がここにはある。これ、なかなか出来ない体験ですよね?



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中落ちの海苔巻き


中落ちの一部は納豆とあえて海苔巻きに。
これまたうまいっ!!



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ラープ

豚挽き肉のライム炒め。
鮮やかな香りの豚肉に、唐辛子の種が辛さの後をひく。

ざく切りにした生キャベツといっしょにいただくとビールがいくらでも入っていく。
こりゃウコン必須な料理ですな(笑)




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ヤムウンセン

タイ料理の中で一番大好きな料理、ヤムウンセン。
「小さな唐辛子はプリッキーヌだから気をつけてね」とおかみさん。


いや、大きいほうの唐辛子もハンパなく辛いっすよ・・・(笑)

でも、その辛さが美味しい。アツアツのうちに食べきるのがお店に対する礼儀ってもん。
いそいでがっつりいただいちゃいましょう。

これまたビールがすすむ~。



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ガイヤーン

自分で焼くスタイル。
めずらしい。



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ビビンバ

中落ちの余りで作ってくれるマグロユッケビビンバ。


エスニックに中落ちにビビンバ・・・とまさに自由奔放なこのお店。
好き嫌いは分かれるお店かもしれませんが、はまるとどっぷりはまる店。

値段も安いし、近所にあったら確実に通い倒す店になるんだけどなあ。

次回オフ会が開催されるのを楽しみに待ちたいと思います。






# by umanichi | 2010-09-05 14:31 | エスニック  

アナザー・猪セント・ワールド ~猪生ハムを食べる会~

去年秋猪を丸焼きにしたときに、おまけでもらってきた猪の脚。

その猪の脚で生ハムを作ってやろうじゃないかと、我が家で仕込みをした上で福井のおっちゃんちで長期間熟成させていたのでした。




時は流れ、ぼちぼち食べごろになった猪くんのキレイなおみ足は無事に名古屋へ運ばれてきて、我が家の冷蔵庫に眠っておったわけです。



そして、ついにその生ハムがお披露目される日がやってまいりました。
場所は久屋大通近くの某スペインバル。


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土台まで用意していただきました。感激!




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なかなかいい色でしょ?




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「これホントに猪?」なんて事をいう輩にはヒヅメのパンチをお見舞いだ!





ここのお店は料理もとっても美味しいのですが、せっかく美味しいもの好きな人たちが集まったので、自慢の一品を持ち込んでもらおうと、今回はいろいろとお酒やら料理やらを持ち込ませていただきました。


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アラブ風のカポナータ




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自家製ピクルスは5種類も!




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トマトのブルスケッタ(?)とか





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ナスをオリーブオイルで揚げて、バルサミコに浸したもの。バジルやモッツァレラとの取り合わせが見事!




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極めつけはこれ!!dannaさんの力作、自家製酔っ払い蟹。



今この瞬間、スペインバルで酔っ払い蟹を食べてる人間。間違いなく世界中でボクたちだけ!




すごい持込品ですが、お店の料理はもっと美味しいですよ。



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ニンジンのサラダ


見た目は普通のサラダですが、これがうまい!
少しクミンが効いてて、味がものすごく濃厚!!
ハムのつけあわせにもいいですが、単品で食べてもすごく美味しい!



そしてそして写真が取れてないのが悔やまれるのですが、この店のパエリアがとんでもなく美味しかったのです。
魚介系の濃厚な旨みと爽やかな香り。
特に小エビは一回揚げてあるみたいで、殻ごとばくばくいけちゃってこいつがうまい!





などと他の料理を食べてるうちに生ハムの登場です。

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シェフが丁寧に切り取ってくれました。感謝!




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手前にあるのはこの店の売り物の生ハム。さすがに重厚感が違います。






安全のため、結構キツメに塩をしたため味のほうは少し塩分は強いです。

ですが、濃厚な旨み、脂の甘み、独特のナッツのような香りは猪ならでは!
なんとなくイベリコを思わせるような味わいがあります。


極上のハモンイベリコとまではいいませんが、自作でここまで出来れば満足満足。


スペインバルのオーナーの話によるとこれをもう1年くらい寝かせればそれはそれは美味しい生ハムになるのだとか。


うーむ。長期間寝かせるために今年はたくさん本数作ってみようかなあ・・・
なんて事を考えていたらオーナーから「どうせなら一緒に作りません?」との申し出が!!


「塩加減とかもっとうまく調節すれば、表面にうっすら白カビとか生えてもっと美味しくなりますよ」
との事!



うわわ。そりゃ面白い。
お店とコラボしたらもっともっといいモノが作れるような気がするし。




実際に共同制作するためにはいろいろとハードルもあるんだろうけど、これはいいお土産をいただいちゃいました。

この企画が実現できるよう、これからもがんばって美味しいものを極めていこうと思います!

# by umanichi | 2010-07-03 23:43  

やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~

やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_924050.jpg
ブルスケッタ



やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_9243767.jpg
豚肉のリエット



やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_9251878.jpg
麦のサラダ



やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_9255970.jpg
甘エビのマリネ




やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_9263626.jpg
小柱とカラスミのパスタ



やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_9273394.jpg
蟹とほうれん草のクリームパスタ

やっぱり生が好き  ~BACIO@車道~_b0138713_928475.jpg
みやま豚のソテー


【BACIO】
愛知県名古屋市東区筒井3-33-1
052-932-1919



# by umanichi | 2010-06-12 09:28 | イタリアン